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糖尿病内科 糖尿病について

糖尿病内科

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糖尿病について

糖尿病とは

 糖尿病は日本人の成人男性の約16%、女性の約10%に認められるともいわれており、かなり頻度の高い疾患です。ただ残念なことに、食事療法を含めた糖尿病の治療を行っている人はさほど多くありません。この事は、糖尿病の初期には症状を認めにくい事が原因であると考えられます。

 しかし糖尿病を放置すると、合併症といわれる様々な臓器障害を引き起こすことが知られています。合併症には神経障害・網膜症・腎症といったものから、心筋梗塞や脳梗塞といったものまで実に様々なものがあります。ある研究では、糖尿病患者さんの約3割の人が22年以内に脳梗塞を発症するという結果でした。
 大切なことは、これらの重大な合併症を引き起こす前に、糖尿病の治療を開始することです。

 

糖尿病の分類について

 糖尿病は下記の4つに分類され、日本人の糖尿病患者さんの95%は2型糖尿病といわれています。どれに分類されるかにより治療法は大きく異なりますし、同じ2型糖尿病でも、その程度により最適な治療法は異なります。

①1型糖尿病 インスリン(血糖を下げるホルモンです)が全く分泌されなくなることにより生じる糖尿病
②2型糖尿病 インスリンの効きが悪くなること(インスリン抵抗性といいます)と、分泌が低下することにより生じる糖尿病
③その他の機序・疾患による糖尿病 遺伝子疾患、膵臓疾患、薬の副作用などによる糖尿病
④妊娠糖尿病 妊娠に伴う糖尿病

 

糖尿病の検査について

 糖尿病の検査は、大きく分けて「診断や分類のための検査」と「合併症のための検査」に分けられます。合併症は知らないうちに進行していることも多いため、症状が出る前に検査を受けることが大切です。

 

■診断や分類のための検査
 ブドウ糖負荷試験、各種のホルモン検査、持続血糖モニター(CGM)による
 血糖値の測定など

■合併症のための検査

神経障害 神経伝導検査、自律神経機能検査
網膜症 眼底検査
腎症 尿中蛋白や微量アルブミン検査
狭心症・心筋梗塞 心エコー、運動負荷心電図、冠動脈CT、心筋シンチ
脳梗塞 頭部MRI、頸動脈エコー
下肢血流障害 下肢動脈硬化検査(ABI)、下肢MRアンギオ

 

 

糖尿病の治療について

 糖尿病を治療するうえで最も大切なことは、合併症を予防することです。過去1~2ヶ月間の血糖値の平均を反映するHbA1c7%未満であることが、合併症予防に重要であるといわれています(注:年齢等により多少異なります)。

 HbA1c 7%未満を達成するための治療法としては、「食事・運動療法」と「薬物療法」があり、糖尿病の分類や程度によって最適な治療法は異なります。治療を続けているにも関わらず、HbA1c 7%未満を達成できない場合は、治療法やお薬がその患者さんに適していない可能性もあります。

 

■食事・運動療法
 専門の栄養士が、個々の患者さんに適した食生活を提案させてもらいます。

■薬物療法
 ①内服薬
  現在糖尿病の内服薬は、大きく分けて6種類あります。
  個々の患者さんによって最適な内服薬は異なります。 

(1) メトホルミン (4) SGLT2阻害剤
(2) SU剤 (5) チアゾリジン誘導体
(3) DPP-4阻害剤 (6) αグルコシダーゼ阻害剤

 

 

②注射薬
 インスリンとGLP1受容体作動薬の2種類があります。
 患者さん自身で皮下注射してもらうお薬です。
 入院せずにこれらの治療を開始することも可能です。

インスリン 1日1~4回皮下注射します。皮下注射の代わりに3日に一度の交換でよいインスリンポンプ療法や、瞬時に血糖値を表示させることができるSAP療法を開始することも可能です。
GLP1受容体作動薬 1日1~2回のものや、週1回皮下注射するものがあります。糖尿病の改善以外に、体重を減少させることも期待できます。

 

SPA療法