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子宮鏡手術について

産科・婦人科

外来担当医表

子宮鏡手術について     
利点
clip_image0055子宮鏡手術は経膣的に細い管(直径5〜7mm)を子宮の中に挿入して、テレビモニター上に映し出された映像を見ながら行う手術です。粘膜下筋腫は過多月経や月経困難症を引き起こすだけでなく、不妊症や習慣性流産の原因となります。現時点では粘膜下筋腫に対しては薬物療法のみでの治癒は不可能であり、手術療法が選択されます(場合によっては併用)。
従来の方法は開腹により子宮を切って、粘膜下筋腫を摘出していましたが、術後の疼痛、癒着ひいては妊孕性の低下という問題がありました。当科では、疼痛の軽減や癒着を最小限に押さえ、妊孕性の維持・改善を目的として内視鏡による手術を行っています。また、術後早期の退院も可能となります。このように様々な利点のある手術ですが、一方では非常に細かい作業が必要となることによる制約もあります。
限界
内視鏡で手術を行いますので、病変が広範囲であったり、出血が子宮鏡のみで止血困難な場合は開腹術や腹腔鏡手術となる可能性があります。手術時間が長時間になり一度の手術で治療できない場合は後日、再手術が必要となることがあります。この手術は子宮の中に突出している筋腫に有用であり、子宮の筋肉の中の筋腫には無効です。手術後に新たな筋腫が発生したり、筋層内の筋腫が大きくなる可能性は残ります。
適応疾患
□ 子宮筋腫(主に子宮粘膜下筋腫)、子宮内膜ポリープ
clip_image0025子宮腔内に突出するような粘膜下筋腫、内膜ポリープがあると不正出血や過多月経などの月経の異常を招くことがあります。特に粘膜下筋腫の場合は小さくても月経時の出血が多量になり重症の貧血をきたすことがあります。筋腫が複数存在する場合は腹腔鏡手術を併用する場合があります。
□ 子宮奇形(中隔子宮など)、子宮腔癒着症
clip_image0026子宮内腔は妊娠において非常に重要な場所になります。子宮内腔を覆っている子宮内膜に受精卵が着床し発育します。従って子宮内腔の形の異常や写真のような癒着による内膜の「荒れ」があると、受精卵が着床・発育しにくくなり不妊症や不育症の原因になることがあります。
□ 子宮腔内の異物遺残
子宮腔内に長年放置された避妊器具などがあり、外来で除去が困難である場合に子宮鏡により除去する場合があります。