診療科研修概要

耳鼻咽喉科コース

1.診療科(専門領域)
耳鼻咽喉科

2.コースの概要
本プログラムは3年間の初期研修期間の後、耳鼻咽喉科専攻医としての基本的知識、手技を習得し、自ら問題提起をしながら耳鼻咽喉科学を学んでいく礎を身につけることを目的とする。
また日本耳鼻咽喉科学会専門医の資格取得に向けての基礎づくりをめざす。

3.取得資格
国立病院機構による診療認定医(Ⅰ)資格
学会認定の耳鼻咽喉科専門医研修指定病院なので研修期間の1部として申請可能

4.長期目標
耳鼻咽喉科学の専門的知識の習得
耳鼻咽喉科疾患の診断を的確に行い治療法を選択施行する。
耳鼻咽喉科領域の代表的な手術手技について理解する。

5.取得手技
耳鼻咽喉科一般診察手技
耳鼻咽喉科領域の専門的検査
(1)耳鏡検査、 本検査により外耳、外耳道、鼓膜を診察し、所見を記載できる。
(2)前後鼻鏡検査 本検査により鼻腔、上咽頭を診察し、所見を記載できる。
(3)間接喉頭鏡検査 本検査により喉頭を診察し、所見を記載できる。
(4)顕微鏡下検査 (5)内視鏡検査
(6)聴覚検査 (7)平衡機能検査 (8)顔面神経の検査
(9)嗅覚検査 (10)鼻腔通気度検査 (11)鼻アレルギー検査
(12)味覚検査 (13)喉頭ストロボスコピー
(14)単純X線検査、断層X線検査、CT検査、MRI検査
(15)超音波検査
以上の診療手技を習得し、総合的な診断ができることを目標とする。

6.研修期間
3年間

7.募集人数
1名

8.診療科の実績と経験目標症例数
症例数と手術件数の調査年度

主要疾患 入院数(年間) 経験目標症例数(3年間)
突発性難聴 5 5
顔面神経麻痺 10 10
扁桃周囲膿瘍 20 20
急性喉頭蓋炎 3 3
難治性中耳炎 5 5
急性感音性難聴 5 5

 

手術 件数(年間) 経験目標件数(3年間)
内視鏡下鼻内手術 30 30
鼻中隔矯正術 10 10
扁桃摘出術 30 30
喉頭微細手術 10 10
頚部良性腫瘍手術 5 5

 

9.診療科の指導体制
診療科医師数 常勤1名、非常勤●名
診療科研修の指導にあたる医師1名
主として研修指導にあたる医師の氏名 黒田 浩之
主として研修指導にあたる医師の診療科経験年数28年

10.コンセプト
耳鼻咽喉科及び耳鼻咽喉科医の役割を理解し、耳鼻咽喉科領域の患者診療を適切に実施する能力を養う。

耳鼻咽喉科は局所のみを扱う科と捉えられがちであるが局所はあくまで全身の一部であることに留意し診療を行うべきである。また耳鼻咽喉科疾患を有する患者はコミュニケーションに必要な感覚器が障害されている場合が多く、コミュニケーションを取るのに医療者に工夫が求められる。取り扱う年齢層も乳幼児から高齢者まで幅広いので、診察にあたってはこの点にも留意が必要である。

11.一般目標
耳鼻咽喉科及び耳鼻咽喉科医の役割を理解し、耳鼻咽喉科領域の患者診療を以下の点に留意し、適切に実施する能力を養う。
(1)必要な症候学の知識に精通し、適切な問診がとれる能力を有すると共に、患者心理を理解して問診する態度を身につける〈患者の受入れ、問診〉。
(2)耳鼻咽喉科で行う検査方法や検査機器を理解し、必要にして十分な検査を行い得る能力を持つ(診断、検査).
(3)問診、症状、所見による診断ならびに鑑別診断を行う能力を持つ(鑑別診断)。
(4)疾患の内容、程度を把握し、適切な専門的治療を行う能力を持つ(治療)。
(5)必要な知識を理解し、他の医療従事者と協力して問題を解決する能力を養う
(ハビリテーション、リハビリテーション)。
(6)救急疾患、外来診療に伴う偶発症に対する診断能力、処理能力を身につける
(救急、偶発症)。

12.関連領域の研修に関して
施設内での研修 可能
施設外との交流研修 可能
研修領域の決定 本人の意向を研修責任者が聴取し本人との相談で決定します。

13.共通領域研修について
病理カンファレンス
感染対策研修会
医療安全研修会
政策医療研修会など